退職する前にやっておくべきこと

7月 27, 2017 · Posted in 失業給付金, 退職前 · 退職する前にやっておくべきこと はコメントを受け付けていません 

モラハラが原因で退職する際に気をつけなければならないのが失業給付金である。失業給付金は転職先が決定するまでの間の生活を保障する保険金であるが、その退職理由が自己都合か会社都合かによって保障範囲が変わってくるのだ。
自己都合と会社都合の条件を比較した場合、まず、最大支給額が自己都合の場合が118万円で、会社都合の場合が260万円と倍以上の差があるほか、最短支給開始日も自己都合の方が3ヵ月と7日間待ち続ける必要があるのに対して、会社都合の方は7日後に支給を受けられるなど明確な差がある事を知っておく必要がある。
では、退職する際に会社に対して会社都合での退職届を提出すれば受理してもらえるかといえば、そうではなく、会社側としても失業給付金のこの条件の差をしっかりと認識していて、様々な理由を付けて拒否してくるケースが多い。

だが、実はそのような時の為に行える対策も存在する。
その方法とは、まず、モラハラの実際の証拠(音声録音データなど)を揃えておき、上司にモラハラについての相談をしておく。その後、退職願ではなく退職届を退職する14日以上前に提出するのだ。退職届には職場にいられなくなった理由として、どのような行為を、誰に、どの時期にされたのかを明記しておく事を忘れてはならない。
そして、それを内容証明郵便で会社側に送付するのだ。ここで重要となってくるのが内容証明郵便での送付で、内容や時期、誰に対しての送付なのか郵便局が証明してくれるので、会社側の改ざんを防止できる。
また、事前に用意した証拠や上司への相談も事実の積み重ねとなるので会社側が拒否できない状況へと有利に進めていく事が可能なのである。

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