まだ正確な線引きは難しい

最近話題になってきているがモラハラは、まだ一般的にはあまり知られていない概念のようだ。
セクハラやパワハラは一般化しているが、モラハラは何がどう該当をするのか、その事例が明確になってはいない。微妙なラインのものが多いので、個人で判断をする事が難しいのだろう。
裁判例もセクハラやパワハラに比べれば数が少ないため、判断基準が存在していないとも言える。しかし、今後は裁判の事例も増えていくはずであるし、徐々に一般化は進んでいくものと考えられるだろう。セクハラやパワハラのように、多額の慰謝料や損害賠償の請求が続く可能性は大きい。
だが、たとえ慰謝料や損害賠償がなかったとしても、人を傷つけないためにも発言には気をつける必要がある。
知らず知らずのうちに自分が加害者になってしまうというケースもあるのだ。他人に何かを言うときには、その言葉で相手が傷つかないかきちんと考えてからにするのがベストだろう。

会社組織では、仕事をしている最中にでもよくモラルハラスメントに該当する発言は出てくる。部下を指導するときには、特に注意をしなければならないだろう。ちょっとした事でも、最近はハラスメントに該当し、大問題に発展するケースもある。
また、自分が部下として誰かの下で働く際にも注意は必要だ。現状、モラハラを受けているのに、自分が被害に遭っている事に気づかずにやり過ごしてしまうパターンが多い。だが放置をしておく事は、職場環境改善のためにはよくない事だ。できればしっかりモラハラに気づく事が大切なのだ。そのため、一般的にはどのようなものがモラハラに該当する行為なのか、調べておく必要があるだろう。

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